クリニックからのお知らせ

■★増えるE型肝炎★ ?
豚肉が疑われた患者のうち、およそ半数が豚レバーを食べ、3分の1が生の肉を
食べていた。E型肝炎は50歳以上の中高年の男性に多くみられるのが特徴。
豚肉の消費量多い東日本の方が、西日本に比べて多いという。ウイルスに感染
しても症状が出ないことも多い。ただ、高齢者が感染すると黄疸や発熱、嘔吐、
全身のだるさといった症状が出やすくなる。E型肝炎に特化した治療薬はないので、
重症度に応じた対象療法をしつつ、自然に治るのを待つしかない。
まれに急性肝炎が悪化して劇症肝炎になることがある。その場合は血液を浄化
したり、ステロイド剤で治療したりすることになる。劇症肝炎から死に至る
ケースもある。感染を防ぐには肉に火をよく通して食べれば大丈夫。豚肉の
中心部を63度で30分以上加熱するが、75度で1分間以上加熱しなければ
ならないとしている。生の豚肉を触ったトングやはしで、サラダなどを食べるのも
やめた方がよい。豚だけでなく、イノシシやシカなどのジビエ肉にもE型肝炎
ウイルスが含まれているリスクもあるので、豚と同じようによく加熱して食べる
必要がある。
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