クリニックからのお知らせ

■★増えるE型肝炎★ ?
生肉を食べて、E型肝炎になるケースが目立ってきた。3年前に牛レバーの
生食販売が禁止にされたのを受け、豚生肉を提供する店が増えたのも影響
するといわれる。豚肉は中心部まで十分加熱して食べれば問題ないが、
生肉を触れた調理器具などから感染することもあるため、取り扱いには十分
気をつけたい。実際、黄疸(おうだん)と全身のだるさなどを訴えて病院を受診し
検査の結果、E型肝炎と診断される例が最近になって増えている。E型肝炎は
ウイルスに汚染された食物を食べたり、水を飲んだりして感染することが多く、
衛生状態が良くない途上国を訪れた人が帰国後、発病する「輸入感染症」と
みられていた。だが、2000年ごろから渡航歴のない患者でウイルスがみつかり
肉を生で食べると感染することがわかってきた最近のE型肝炎の患者は
ほとんどが国内での感染だ。E型肝炎は生肉などを食べてウイルスに感染して
から発病するまでの期間が平均6週間と長く、感染源を絞り込むのは難しい。
食材が推定された中では、豚が最も多く、次いでイノシシ、シカが多かった。
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