クリニックからのお知らせ

■慢性腎臓病?
【自覚症状のないまま進行することが多い】

慢性腎臓病は、初期にはほとんど症状が現れません。
なんらかの症状が現れたときには、ある程度進行している場合が多いです。
次のような症状に心当たりのある人は、かかりつけ医に相談してみてください。

*尿の異常…紅茶のような赤褐色や白く濁っている場合は注意しましょう。

*むくみ…体内の水分バランスが崩れて、足や手、顔にむくみが生じることがあります。

*高血圧…機能の低下によって高血圧になっている場合があります。

*その他…めまい、食欲がない、吐き気、頭痛などの症状が現れることがあります。

慢性腎臓病を診断するうえで中心となるのは、尿検査と血液検査です。
尿検査では、尿たんぱくや血尿の有無を調べます。血液検査では、血液中の老廃物がどのくらいろ過されているか、腎臓がうまく働いているかを調べます。このほか、必要に応じて、画像検査や腎生検などが行われます。

治療の基本は、薬物療法と食事療法、生活習慣の改善です。主な目的は、血圧を下げ、たんぱく尿を減らすことで、それによって腎臓の負担を減らし、腎機能の低下を防ぎます。
なお、腎機能が正常なときの15%以下になった場合は、人口透析によって血液中の老廃物や毒素を取り除く治療が検討されます。

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