クリニックからのお知らせ

■★食後血糖値おだやかに★
ごはんや麺、砂糖などの糖類を口にすると、消化されてできたブドウ糖が血液
に取り込まれ、血糖値が急速に上がる。食後血糖値が通常が人より高い人は、
空腹時高血糖の人や通常の人より心血管病や脳卒中などで死亡するリスクが
2〜3割高かった。血糖上昇を抑制する食事で心臓病などのリスクを低下できる
可能性があります。ふだんの食事でも、糖質が多い主食より先に食物繊維の多い
野菜料理を食べると、糖質の吸収を穏やかにする効果が期待できる。さらに、糖質
の種類によって体内での吸収速度に差があることを利用する取り組みも進める。
例えばパラチノース。腸内での分解に時間がかかるため、血糖上昇が穏やかな特徴
がある。一方、上昇した血糖値が、砂糖と比べて緩やかに下降することが分かって
いる。この特性を長時間の運動に利用する取り組みも始まっている。実験では、水や
ブドウ糖を補給するより運動能力が保たれたという。ただ、運動後のエネルギー回復
には速やかに血糖値が上がったほうがいいともされ、スローカロリーのスポーツへの
応用には研究や科学的根拠がまだまだ必要。
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