クリニックからのお知らせ

■★感染症胃腸炎シーズンです★
感染症胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎のことです。
特に11月〜3月はノロウイルスやロタウイルスによる胃腸炎が多発する時期で
乳幼児や高齢者は重病化しやすいので注意が必要です。予防で最も重要なのは、
しっかりとした手洗いです。また、吐物や便を適切に処理して、二次感染を起こ
さないようにするのも大切です。ノロウイルスの感染力は非常に強く、感染後
24〜48時間で、吐き気、おう吐、腹痛、下痢、発熱など、強い胃腸炎症状が現れ
ます。通常2〜3日、長くても数日で回復しますが、頻回のおう吐や下痢によって
脱水症状を起こし、重病化することがあります。ロタウイルスによる胃腸炎は、
5歳までの子どもがほとんどです。特別な治療法はなく、対症療法で症状がおさまる
のを待ちますが、脱水を防ぐことが第一です。おう吐や下痢では、電解質の入った
経口補水液が勧められます。おう吐が止まったら、水分を少しずつ頻繁にとらせる
ようにします。脱水の症状を疑わせる症状があるときは早めに病院を受診してくだ
さい。状態によっては点滴が必要な場合もあります。
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