クリニックからのお知らせ

■★COPD(慢性閉塞性肺疾患)★
COPDは世界で増加し続けており、高齢化社会の日本においても増加の一途を
たどっています。日本での潜在患者数は約530万人と推定されていますが、
実際に受診や治療をしている患者は非常に少ないのが現状です。2020年には世界に
おける死亡原因の3位に入ると予測しています。高齢化社会である日本において、
COPDによる死亡者数は増加傾向にあります。女性より男性で多く認められ、
40歳以上の約10人に1人がCOPDに罹患、特に高齢者ではCOPDの可能性を
疑ってみる必要があると言えます。安定期のCOPDの管理で、ガイドラインでは
中等症以上のCOPD治療の第一選択薬として長時間作用性コリン薬またはβ2刺激薬
が挙げられ、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬、
が同レベルに位置づけられました。強い労作時のみの呼吸困難症状に対し必要に応じて
短時間作用性気管支拡張薬を使用、労災時呼吸困難症状には、LAMAまたはLABAを
使用、喘息合併・頻回の憎悪がある患者には、追加治療することを推奨しています。
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