クリニックからのお知らせ

■慢性腎臓病?
*薬物療法…尿をたくさんだしてむくみをとる利尿薬や、血圧を下げる降圧薬など、
腎臓病の種類や症状に合わせ、数種類の薬が処方されます。

*食事療法…詳しい内容は腎臓病の種類や進行度によって異なりますので、医師の指示に
従って取り組んでください。

*塩分を控える…1日6g前後になるように制限します。

*たんぱく質を制限する…1日40g程度から、症状が進んだ場合には30g程度まで減らします。

*必要なエネルギーを摂取する…たんぱく質が制限されると、適正なエネルギーを摂取しにくくなるので、
エネルギー量を計算しながち、メニューを工夫する必要があります。

*水分の調整…ある程度進行するまでは水分制限はないので、十分な水分量をとって脱水を避けましょう。
ただし、病気が進行して、尿量が少なくなったり、人工透析が行われる場合には水分が制限されます。

*その他…進行度によって、カリウムやリンの摂取が制限されることがあります。


【生活習慣病の改善】

*血圧のコントロール…慢性腎臓病の治療目標血圧である収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満を保つようにしましょう

*適度な運動…ウォーキングや軽めの水泳などを1日30分〜1時間、週に3〜4回程度行うと、肥満の解消や体力の維持などに効果的です。
ただし、ジョギングやテニスなど、腎臓を揺らすような激しい運動は腎臓に負担をかけるため逆効果です。

*節酒…アルコールを飲みすぎると血圧が上昇します。1日ビール1杯程度、日本酒なら1合程度にしましょう。

*禁酒…タバコは血流を悪くし、動脈硬化を進行させます。禁煙しましょう。

*睡眠と休養…十分な睡眠をとり、体調が悪い時には安静にして体を休めるようにしましょう。

【高血圧対策で慢性腎臓病を予防】

慢性腎臓病にならないためには、高血圧を防ぐことです。
すでに高血圧だという人は、血圧を下げるように心がけましょう。
高血圧対策のポイントは、脂肪分の多い食事を避け、食べすぎないようにする、塩分は1日6g前後にする、
運動不足の解消、節酒、禁煙、ストレス解消などです。また、水分が不足していると腎臓に負担をかけますので、
十分に摂りましょう。
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