クリニックからのお知らせ

■★前立腺肥大症は過活動膀胱を伴うことも★
男性の排尿トラブルの最も多い原因が前立腺肥大症です。原因は
明らかではありませんが、加齢とともに性ホルモンのバランスが崩れることや、
尿道から細菌やウィルスが進入して慢性炎症を起こし、それによって細胞を増殖させる
たんぱくしつが放出されることなどが考えられています。また、肥満、糖尿病、高血圧、
脂質異常症などの生活習慣病がある男性は前立腺が肥大しやすい傾向がるといわれて
います。尿道は、前立腺の中を通っているので、前立腺が肥大すると圧迫されて、
排尿困難、頻尿、夜間頻尿、残尿感などの不快な症状を引き起こします。また、前立腺
肥大症の人の約半数が過活動膀胱を伴っています。過活動膀胱とは、膀胱が刺激に過敏に
なって、自分の意思とは関係なく収縮し、尿意切迫感、切迫性尿失禁、などの症状がある
場合をいいます。やはり高齢になるほど増え、前立腺肥大症では、尿が出にくい状態が
続くために膀胱が無理に収縮しようとし、膀胱の働きが不安定になることが誘引では
ないかといわれています。排尿トラブルは、早めにかかりつけ医泌尿器科に相談して、
症状を改善し、日常生活の支障を取り除きましょう。
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