クリニックからのお知らせ

■★糖尿病に注意しましょう★
生活習慣病の代表格である糖尿病は、遺伝的な体質に、不適切な食生活や運動不足、
肥満、加齢などの要因が重なり、体がインスリンに反応しにくくなって発症します。
高血糖が続くと、全身の大小の血管が深刻なダメージを受けます。近年では、認知症
との関係も注目され、アルツハイマー病を引き起こす誘因になるといわれています。
そのほか、性機能障害(ED)、歯周病、骨粗しょう症、睡眠時無呼吸症候群など、
糖尿病は、さまざまな病気にかかわっています。糖尿病の初期には、症状はほとんど
ありません。のどがかわく、排尿回数が増える、体重が減少する、傷が治りにくい
などを自覚する頃には、糖尿病はかなり進行しています。そのため、定期的な健康診断
で血糖値を常にチェックし、早期に異常を見つけることが重要です血糖値測定の結果は、
正常値、境界型、糖尿病型、で判定されます。境界型は糖尿病予備軍です。境界型でも
心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高いことが知られています。食事や運動に注意して
正常な血糖値に近づけ、本格的な糖尿病の発症を予防する必要があります。糖尿病と診断
された場合は、食事療法、必要であれば薬物療法を併用して、合併症をおこさないように
血糖値をコントロールする治療が必要です、肥満があれば、減量して適性体重に近づけます。
さらに、糖尿病の合併症には高血圧や脂質異常症、喫煙など、血管に傷つける他の病気や
習慣が大きくかかわっています。血糖値とともに、血圧や脂質のコントロール、喫煙も
欠かせません。

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