クリニックからのお知らせ

■生活習慣病、睡眠時間も原因
不眠症になると高血圧、糖尿病など生活習慣病にかかるリスクが増します。
睡眠時間が5時間未満を短時間睡眠とし、BMIが25以上を肥満と定義づけた。
その結果、睡眠時間が短いと肥満になりやすく、肥満であると睡眠障害を起こして
短時間睡眠の危険度が増すといえる。では、どれくらいの睡眠時間が適切なのだろうか、
年代によって異なるが、6〜7時間が妥当といわれる。
睡眠時間と糖尿病との関係を調べた。
すると、睡眠時間が6時間未満の人と睡眠時間が8時間以上9時間未満の人の糖尿病の有病率はほぼ同じ。
9時間を超える人はこれらの人よりはるかに有病率が高かった。
糖尿病の有病率が最も低かったのは、睡眠時間が6時間以上7時間未満の人で、
次いで7時間以上8時間未満の人であった。
睡眠時間が短くても長くても糖尿病になる危険が高まるといえる。
生活習慣病はこれまで食生活や運動、飲酒、喫煙の習慣などと絡めて論じられてきた。
これらに加えて、睡眠も見逃せない重要な因子であるといえる。

【更年期】
更年期障害にはホルモン補充療法のほか、カウンセリングが有効なケースもあります
周囲の環境がつらい症状の引き金になっている場合は有効です。
更年期障害でも疲れやすい、意欲がわかない、仕事のスピードが落ちた、
眠れないといった症状が表れた場合は、更年期の症状と気づかずうつ病として
診療内科や精神科などを受診するケースもあります。
40〜50代は管理職などとして職場で重責を担う年代でもあり、仕事のストレスだけが原因なのか、
更年期も関係しているのか、専門家以外は判断が難しいこともあります。
胃のもたれや頭痛で悩む場合も、最初に婦人科に来るケースはまずありません。あちこちの診療科を
回った後に来院した人もいます。ホルモン補充療法をするだけで、症状がかなり緩和されるケースも少なくありません。
40歳を過ぎたら更年期のことを頭の隅に置き、何らかの症状を感じたら、「もしかして更年期?」
と思ってください。そして更年期外来など、専門家を一度受診することをお勧めします。
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