クリニックからのお知らせ

■★下肢静脈?★
下肢静脈瘤は、特に自覚症状のない人も多いのですが、なかにはむくみ、だるさ、
足がつるなどの症状を訴える人もいます。ただし、これらの症状は必ずしも静脈瘤
が原因とは限りません。加齢や下肢の疲労、長時間の立ち仕事などでも生理的に
よく起こります。静脈瘤で強い症状が起こることはきわめてまれで、膝や足の痛み、
しびれ、足の冷えなどを訴える場合、変形性膝関節症や腰部脊柱管狭窄症などの整形
外科の病気のことがあります。静脈瘤を見分けるポイントは右足と左足で症状の程度が違う。
朝は症状がない。長時間立ち続けたり、足に静脈血がたまってくる昼から夕方にかけて
症状がみられる。症状は、じっとしているときにあり、足を動かすと筋肉が働いて血液が
流れるので解消する。働いているときに起こる場合は、他の病気の可能性がある。
下肢静脈は命に関わる病気ではないので、特に困っていなければ、あわてて治療する必要
はありません。毎日症状があってつらい場合には、治療を考えるとよいでしょう。下肢静脈
の治療法には、?圧迫療法:弾性ストッキングを使用、?硬化療法:注射で静静脈を固める、
?手術:レーザーで静脈を引き抜くストリッピング手術やレーザーで静脈を焼く血管内レーザー
で静脈を焼く血管内レーザー治療があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、また
医療機関によっては保険診療外の治療もあります。下肢静脈は、治療したいと思えば、いつ
でも治療は可能です。あせって手術を決めたりせずに、まずはかかりつけ医に相談し専門医を
紹介してもらうなどして、きちんと説明を受けて検討しましょう。
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