クリニックからのお知らせ

■★広がるピロリ菌の除菌効果★
胃の粘膜にいる細菌ヘリコバクター・ピロリの除菌が進んでいる。ピロリ菌は胃炎や
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因とされる。2000年から胃潰瘍や十二指腸潰瘍の
患者の除菌が医療保険でうけられるようになった。除菌をするには検査でピロリ菌を
確かめた上で抗菌薬など3種類の薬を1週間飲む。厚生労働省の患者調査によると胃潰瘍と
十二指腸潰瘍の合計患者数は減少が続き、14年には1999年当時の3分の1にまで減った。
13年からは約3500万人いるとみられるピロリ菌感染による胃炎患者に公的保険の適用が広
がった。感染者は多いが、除菌も急ピッチで普及する。適用拡大後、推定で年約150万人が
除菌を受けている。14年の胃がん死亡者数は約4万8000人順調に除菌が進めば、胃がんの
死亡者数は今後減っていくことになる。ただ除菌が成功しても胃がんを100%防げるわけで
はない。除菌の後も定期的に。
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