クリニックからのお知らせ

■★シイタケ★
シイタケは、椎の枯れ木に生えていたことから、この名がつけられました。中国から
日本に干しシイタケが伝わったのは、9世紀頃と考えられています。江戸時代にシイタケの
栽培が始まり、多くの人に食べられるようになっていきました。生のシイタケが食卓に登場
するようになったのは戦後です。シイタケには原木栽培と菌床栽培の2種類の栽培法が
あります。原木栽培のシイタケは肉質が締まっていて香りがよいですが、菌床栽培のものに
比べると日持ちが短いです。菌床栽培のシイタケは、原木栽培のものに比べて肉質が柔らかく
味や香りは強くありませんが、日持ちがよく、大量生産が可能なので低価格です。
シイタケは低カロリーのうえ、健康によいとされる成分がたくさん含まれています。主な
成分として、次のようなものがあります。
【エリタデニン】
コレステロールの代謝を促して、体外に排出したり、血圧を下げる働きがあるとされています。
【食物繊維】
腸の調子を整え、便秘などを改善します。
【ビタミンD】
野菜、カルシウムの吸収を助け、骨を強くします。
【カリウム】
血圧を上昇させるナトリウムを排出する動きがあります。
【ビタミンB1】
糖質を分解する酵素の働きを助けます。
また、代謝の過程でたまる疲労物質を処理する働きもあります。
【ビタミンB2】
たんぱく質の合成にかかわり、健康な皮膚や髪などを作る働きをします。
また、脂肪を燃焼するときに多く消費され、脂質の代謝には不可欠です。

なお、干しシイタケのほうが生のシイタケより成分
が濃縮されるため、栄養価も高くなります。
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