ｸﾘﾆｯｸからのお知らせ
■★ステロイド糖尿病★
ステロイド薬は、強力な抗炎症作用や免疫抑制作用をはじめ、さまざまな薬効があり、
色々臨床で使われ始めました。自己免疫疾患をはじめ、治療が難しい病気には必須の
薬です。しかし、血糖値の上昇、潰瘍の発生、免疫低下、長期的に使ったときの骨密度
の低下など、多くの副作用があることも知られています。元来、糖尿病でない人が、
ステロイド治療によって糖尿病を発症した場合をステロイド糖尿病といいます。
ステロイド治療の際には糖尿病があることを必ず医師に伝えましょう。また、糖尿病の
素因がある人、境界型糖尿病の人もステロイドによる糖尿病が起きやすいといわれて
います。ステロイド糖尿病は、食後の血糖が上昇しやすく。空腹時血糖だけでなく、
食後の血糖値をチェックすることも大切です。