クリニックからのお知らせ

■★鶏肉の栄養素と特徴★
1)鶏肉には、多くの栄養素が含まれています。
・たんぱく質
消化吸収がよく、アミノ酸がバランスよく含まれています。
・リノール酸
鶏肉の脂肪には、動脈硬化を防ぐリノール酸など、多価不飽和脂肪酸が多く含まれて
います。
・ビタミン、ミネラル
皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンAや、酸化を防ぐビタミンEが豊富です。
動脈硬化は、血液中のLDLコレステロールの酸化で促進されますが、ビタミンEは
これを抑えます。また、部位によっては鉄分も多く含まれます。
・コラーゲン
皮膚や骨などを構成するたんぱく質の一種で、それらの細胞を結びつける働きをして
います。肌の潤いや弾力を保つ美肌効果が期待できます。

2)鶏肉は部位ごとに特徴があり、知っておくと、よりおいしく調理できます。
【もも肉】
脂肪分が多く、味に甘みとコクがあります。ビタミンB2が多く、新陳代謝を高めます。
鶏肉の中で最も多く鉄分を含んでいます。カレーライス、から揚げ、鍋物、照り焼きなど
向いています。
【むね肉】
肉質は柔らかく、脂肪は少なめです。淡白であっさりした味です。糖質や脂質、アルコール
の代謝に働くナイアシンが豊富です。蒸し鶏、チキンカツ、親子丼などに向いています。
【ささみ】
脂肪がほとんど入っていないので、味は淡白です。肉類の中でも高たんぱく・低脂肪な
部位です。チキンサラダ、オムレツ、蒸し鶏などに向いています。
【手羽元・手羽なか・手羽先】
鶏の上腕から指先までの部分を「手羽」といいます。手羽元は上腕部分、手羽先は手羽から
手羽元を除いた部分、手羽なかは手羽先から手指を抜いた部分です。手羽先は、コラーゲンが
豊富で、脂肪のバランスがよく、味は濃厚でコクがあり、肉質は柔らかです。煮物、揚げ物、
塩焼きなどに向いています。
【砂肝】
鶏の胃袋で、コリコリとした触感です。焼き鳥、塩焼き、から揚げなどに向いています。
【レバー】
ウナギの4倍ものビタミンAが含まれています。糖質が少ないので低カロリーです。
焼き鳥、塩焼き、塩焼きなどに向いています。
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