クリニックからのお知らせ

■★狭心症★
心臓には、心筋に血液を送る3本の動脈(冠動脈があり)、心臓に必要な酸素や
栄養分を供給しています。そのため、3本の冠動脈のうち1本でも血液の流れが
滞ると、心臓の働きは低下してしまいます。狭心症は、冠動脈が狭くなり、血液の
流れがわるくなっておこります。主な症状は胸痛ですが、首やあごにまで痛みを
感じる人もいます。痛みのほかに、胸苦しさや息切れなどを訴える人も多くみられ
ます。このような発作は、狭心症であれば15分程度でおさまります。

1)狭心症のタイプ

労作性狭心症:体を動かしたり、精神的に興奮したりして、心臓に負担がかかった
ときに現れます。

安静時狭心症:睡眠中や安静にしているときに起こります。このタイプの狭心症の
ひとつに冠攣縮狭心症があります。

2)発作のパターンによる分類

安定狭心症:体を動かしたり、精神的に興奮したときなどに症状が現れますが、
安静にしているとおさまります。

不安定狭心症:以前は発作を起こさなかった程度の軽い負荷でも発作が起こる、
発作の回数が増えた、症状が強くなったなどの場合、不安定狭心症が疑われます。
不安定狭心症は、心筋梗塞を起こす可能性が高いため、近年では不安定狭心症と
心筋梗塞を一括して急性冠症候群と呼び、心筋梗塞を起こしたときと同様の治療を
早期に行えるようにしています。
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