クリニックからのお知らせ

■★子どもに薬をのませるために★
子どもが夜間に熱を出したりすると、大人用のくすり量を減らして与える人がいます。
しかし、小さな子どもはのみ込む力が弱く、また、くすりを分解する力や排泄する
能力(肝臓や腎臓の機能)も大人に比べて弱いため、くすりの影響を受けやすい傾向が
あります。さらに、くすりにに対する感受性が高く、脳へくすりの成分が移動しやすいと
いう特徴があります。そのため量だけではなく、くすりの成分の性質や体内でどのように
吸収されていくのかについても気をつけておかなければなりません。また、抗精神薬など
にも、子どもにのませてはいけないものもあります。また、子どもが嫌がらずにくすりを
のむように工夫することも必要です。赤ちゃんの場合、いつものんでいるミルクに、くすり
を混ぜて飲ませる母親をみかけることがありますが、ミルクによって効かなくなるくすりも
ありますし、ミルクそのものの味もかわったりして、赤ちゃんがミルク嫌いになることも
あるので、注意してください。

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