クリニックからのお知らせ

■★片頭痛★
片頭痛は、こめかみから即頭部にかけて脈を打つようにズッキンズッキンと痛む
頭痛で、慢性頭痛の中で緊張型頭痛の次に多い頭痛です。頭痛は繰り返し起こり、
痛みは4〜72時間続きます。光や音、臭いに過敏になったり、吐き気やおう吐を
伴うことが多いことも特徴です。頭痛が起こる前に、ギザギザした光が見える、
視野の半分が見えにくくなる、肩から首へかけての急激なこりなどの前触れ症状が
現れる人もいます。睡眠不足、逆に寝すぎ、疲労、精神的ストレスなどは片頭痛を
引き起こす誘引になります。緊張や忙しさから開放されてホッとした時に起こると
いう人もいます。また、月経に伴って起こる女性も少なくありません。頭痛発作を
予防しようと、早めに頭痛薬を服用するのですが、何らかのきっかけで頭痛が
増えると、薬を飲む回数や量が増え、いつのまにかダラダラと薬を飲む癖がついて
しまいます。これまで月に数回程度だった頭痛が、毎日不快な頭の痛みが続き、
鎮痛薬もあまり効かなくなります。このような頭痛を薬物乱用頭痛と呼び、もともと
片頭痛がある人が8割をしめています。また、緊張型頭痛がある人にも見られることが
あります。薬物乱用頭痛の治療で大切なことは、まず今起きてる頭痛は、薬の飲みすぎ
によるものであることをきちんと認識することです。そして、医師と十分に話し合い、
頭痛の適切な対処法を知って、じょうずに頭痛をコントロールする日常を取り戻し
ましょう。
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