クリニックからのお知らせ

■★肺炎★
肺炎は、平成23年に脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など)を抜いて、がん、心疾患
に次いで日本人の死因の第三位となりました。特に小児やお年寄りの肺炎は重病化
しやすく、注意が必要です。肺炎予防の正しい知識を持ち、ふだんから健康に注意して、
かぜをひかないことが大切です。高齢の人はインフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種を
積極的に受けましょう。ひと口に肺炎といっても、比較的軽い肺炎から、急激に症状が
進んで命にかかわる重症の肺炎まであります。肺炎が重病化しやすいのが小児やお年寄り。
特に高齢になるほど死亡率が高く、肺炎による死亡の大多数を65歳以上の年齢層が占めて
います。お年寄りに多いのが誤嚥による肺炎です。高齢になるほど、典型的な
肺炎の症状が現れないこともよくあります。誤嚥性肺炎は、高齢になれば誰でも起こす可能性
がありますが、脳梗塞を起こしたことのある人や寝たきりの人は特に要注意です。また、
よくお酒を飲む人や強い睡眠薬を常用している人では、泥酔して眠っているとき、薬で深い
睡眠に落ちているときに、飲み込みや咳の反射がわるくなることがあります。また口腔ケアは
誤嚥の予防と全身の健康にとって大切です。肺炎を引き起こす病原体には、たくさんの病原体があり
ますが、お年寄りに肺炎を起こす病原体として最も多いのが肺炎球菌です。肺炎球菌ワクチンは
1回接種すると、その効果は5年間持続します。また、インフルエンザウイルスの感染でも、
しばし肺炎を起こし、お年寄りでは急激に進行して命にかかわることがあります。
インフルエンザワクチンを接種しましょう。日頃の体調管理が基本、かぜにも油断は大敵です。
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