クリニックからのお知らせ

■★心臓突然死について★
医学的に突然死とは、症状が出てから24時間以内の予期しない病気による死亡と
定義しています。そして、突然死の約6割は心臓突然死で、そのほとんどは不整脈が
引き金になっています。心臓突然死を起こす頻脈には、心室頻拍と心室細動とがあります。
心室頻拍は血圧が保たれ、すぐには意識を失わないこともありますが、心室細動になると、
発症から5〜6秒で意識がなくなって失神し、その状態が続くとそのまま亡くなってしまい
ます。心室頻拍の場合も、放っておくと心室細動に移行して、意識がなくなって突然死を
起こすことがあります。一方脈が遅くなる徐脈の不整脈で危険なのは、洞不全症候群と房室
ブロックです。洞不全症候群だけで突然死することはほとんどありませんが、房室ブロックが
起こった後に、心室細動が起こり死亡することがあります。こういった不整脈が突然死に
つながるのは、心筋梗塞や狭心症の発症が影響してる場合があります。また、風船のように
心臓が膨らんでくる拡張型心筋症、主に左室が肥大化する肥大型心筋症も突然死につながる
不整脈を起こしやすくなります。拡張型心筋症、主に左室が肥大化する肥大型心筋症も突然死に
つながる不整脈を起こしやすくなります。拡張型心筋症は息切れといった症状が出て見つかる
ことが多いのですが、肥大型心筋症は自覚症状がない場合も多いので突然死につながるような
発作を起こすまでわからないことがあります。心臓突然死を予防するためには、喫煙者は禁煙し、
血圧、血糖値、LDLコレステロール値をできるだけ正常に保ち、動脈硬化を防ぐことが重要です。
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