クリニックからのお知らせ

■★皮膚そう痒症治療★
皮膚そう痒症の治療では、かゆみの原因をつきとめることが重要です。受診すると、
かゆみや肌の状況、腎臓や肝臓などの病気の有無、服用している薬物などを調べ、
できるだけ原因を特定します。全身性疾患や内臓疾患によるかゆみが疑われる場合は
血液検査やX線検査など行い、まず原因となる疾患の治療を行います。疾患自体がよくなると
自然にかゆみも改善することが少なくありません。通常、かゆみというのは主に肥満細胞から
分泌されるヒスタミンという物質が原因で起こります。代表的なものとしてはじんましんが
あります。そのため、抗ヒスタミン薬を服用すれば症状がよくなりまs。ところが、皮膚そう痒症
にはこの薬があまり効果を発揮しません。近年、内臓の異常からくるかゆみには、中枢神経系にある
オピオイドという物質が関係していることがわかってきました。人工透析や肝硬変の患者さんの
体内では、かゆみを促進するオピオイドが優位になっていることが確認されています。かゆみは皮膚や
内臓からの警告です。かゆくて夜眠れなかったり、なかなかよくならない場合には、1人で悩まず
医師に相談してみましょう。
Topページに戻る