クリニックからのお知らせ

■★肺炎★
日本人の死因は、つい最近まで1位はがん、2位は心疾患、3位が脳卒中、
4位が肺炎でしたが、高齢者が増えたためか、2011年には肺炎が脳卒中を抜いて
3位になりました。実際に肺炎で死亡する人の90%以上は65歳以上の高齢者です。
肺炎は病原体に感染する事によって起きますが、原因となる病原体によって細菌性肺炎、
ウイルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、真菌性肺炎などに分離されて
います。また、感染する環境によって市中肺炎と院内肺炎にわけられます。最近、増えて
いるのが肺炎球菌による肺炎と誤嚥性肺炎です。健康な人の気道にも存在している肺炎
球菌は肺炎球菌ワクチンによって予防することができます。誤嚥性肺炎は、嚥下反射が
低下している高齢者や脳卒中による麻痺の後遺症がある患者さんが増加しているために
増えているのです。歯磨きをすることで口の中の雑菌を減らすことが誤嚥性肺炎の予防に
なりますし、高齢者は食後2時間くらいは座っていることで胃液の逆流を防いだほうがいい
でしょう。

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