クリニックからのお知らせ

■★帯状疱疹★
帯状疱疹の原因は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルス、水痘・帯状疱疹
ウイルスです。帯状疱疹は胸やおなか、背中の背骨に近い部分に最も多く発症します。
また、顔のひたい付近、腰部、足などに発症することもあります。多くの場合、体の
左右のどちらか片方に発症します。帯状疱疹の多くは、皮膚症状が現れる前に、チクチク、
ピリピリするような痛みの感覚から始まります。かゆみを覚える人もいます。このような
初期症状が数日〜1週間ほど続いたあと、痛みの起こった場所に赤い斑点(発疹)が現れ、
小さな水ぶくれ(水疱)になります。水疱は集まって大きさを増し、そこに膿がたまると
膿疱になります。重症化すると、皮膚の深部まで損傷されて潰瘍ができます。帯状疱疹は
”痛み”を伴う皮膚疾患です。その痛みは、軽度のものから、夜も眠れない激しい痛みまで、
人によってさまざまです。症状が現れたら、できるだけ早く皮膚科を受診してください。
皮膚に赤い発疹が出てから3日以内に治療を開始することが重要で、それによって回復が
早まるだけでなく、後遺症(帯状疱疹後神経痛)や合併症のリスクを減らすことができます。
治療ではまず、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を使います。痛みの緩和には鎮痛薬を
用います。早期の治療で重病化を防ぐことが大切です。
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