クリニックからのお知らせ

■★子どもの夜尿症★
おねしょは、睡眠中に作られるおしっこの量が多すぎたり、おしっこを貯めておく
膀胱が小さ過ぎるとことで起こります。2〜3歳になると、膀胱が少し大きくなり、
夜間に作られる尿の量も減ってくるため、半数近くの子どもがおねしょをしなく
なります。4〜5歳になると、膀胱の大きさも安定してきて、夜間の尿量との
バランスが取れるようになり、6〜7歳になる頃には、ほとんどの子がおねしょを
しなくなります。しかし、この頃になっても、毎晩おねしょが続く場合、普通の
発達から少し外れているため、夜尿症として医療的なサポートが必要な状態と考えて
よいでしょう。学童期の夜尿症には、次の3タイプがあります。
・多尿型(ぐっしょり型)
・膀胱方(ちょっぴり頻尿型)
・混合型
夜尿症の治療では、薬物療法やアラーム療法などが効果的ですが、
大切なのは日常の生活指導です。起こさず・焦らず・叱らずの3原則でお子さんと
接するようにしましょう。夜中に起こさない、水分の摂り方のリズムを作る、
おしっこのがまん訓練、冷え対策、宿泊行事への対応などがあります。
夜尿が治ると、皆いきいきと積極的な生活態度に変わって行きます。家族は、
一歩一歩階段を上っていくつもりで、子ども自身がおねしょから自立していくように
支えていきましょう。
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