クリニックからのお知らせ

■骨粗鬆症?
*女性の閉経や生活習慣が影響して発症する

骨の密度は(古い骨が壊れる)と骨形成(新しい骨がつくられる)
が繰り返されることによって一定に保たれています。骨粗鬆症は、この骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、
骨密度が極端に低下してしまうことによって起こります。
骨密度は20代半ばまで上昇し、しばらく安定した後、年齢とともに低下していきます。
年をとれば、誰もが若いころに比べて骨の強度が弱くなり、骨粗鬆症になる可能性があることですが、
特に女性の場合、閉経すると、古い骨を壊す破骨細胞の働きを抑えていた女性ホルモンが減少するため、
閉経後に骨密度が急激に減り、骨粗鬆症を発症しやすくなるということが起こるので注意が必要です。
骨粗鬆症の発症には、年齢と女性の閉経のほか、生活習慣も関わっています。骨密度を高く維持するためには、運動による骨への刺激が必要なのですが、あまり体を動かさない、運動不足な生活を送っていると、
骨への刺激が減り、骨密度の低下を招きます。また、骨の形成に関わるカルシウムやたんぱく質、
ビタミン、ミネラルなどの栄養素が、偏食やダイエットのための極端な食事制限などによって不足していると、若い人でも骨粗鬆症になることがあります。
このほか、喫煙も骨粗鬆症の原因になります。喫煙は、胃腸の働きを悪くしてカルシウムなど
必要な栄養の吸収を阻害するなど、骨の形成に悪影響を及ぼすからです。
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