クリニックからのお知らせ

■★熱中症のサイン★ ?
熱中症は高温多湿な環境に体が適応できないことにより生じる様々な症状の総称で
屋内外を問わずに発症します。気象庁の3ヶ月予報によると、今年は暑い夏が
予想されています。猛暑では熱中症が増加します。近年ですと、猛暑日が多かった
2010年と2013年の夏には、1000人を超える死亡者が出ています。
熱中症のピークは、梅雨明け直後からその後の連続した晴天日であるとされ、まだ体が
暑さに慣れていない時期です。年齢では65歳以上の方が多く、全体の8割ほどを占め、
大都市圏で頻度が高いとされます。発生場所は自宅や庭が約半数です。屋外の場合では、
炎天下の労働、運動中に発生し、若年から中壮年の男性に多く、重症例が少ないのが
特徴です。屋内発症例では、高齢、独居、日常生活の動作の低下、基礎疾患(神経・疾患等)
を有することが危険因子で、重症例が多く、死亡にいたる例も少なくありません。
多くの場合。エアコンや扇風機が不使用であることが報告されています。まずはめまい、
たちくらみや顔が火照るなどが初期のサインです、生あくびや大量発汗も初期兆候です。
これらの症状がみられたら、まずは涼しい場所へ移動し、服を脱がしたり、暖めたりして
風通しを良くします。更に、水をかけたり、濡れタオルタオルをあてて扇ぐなどして身体を
冷やします。進行すると頭痛、嘔吐や倦怠感、集中力の低下が見られるようになり、
更に進行すると意識障害、けいれんなどが出現します。このような症状がある場合は、医療機関
での治療が必要です。熱中症は予防が極めて重要です。暑い日には無理をせず、適宜休憩を取ります。
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