クリニックからのお知らせ

■★重症急性呼吸器症候群★
SARSコロナウイルスの感染による重症呼吸器症候群である。多くは2〜7日、
最大10日間の潜伏期間の後に、急激な発熱、咳、全身倦怠感、筋肉痛などの
インフルエンザ様の前駆症状が現れる。2〜数日で間で呼吸困難、乾性咳嗽、
低酸素血症などの下気道症状が現れ、胸部CT、X線写真などで肺炎像が出現する。
肺炎になった者の80〜90%が1週間程度で回復傾向になるが、10〜20%がARDS
(Acute Respiratory Distress Syndrome)を起こし、人工呼吸器などを必要と
するほど重症となる。致死率は10%前後で、高齢者及び基礎疾患のある者での
致死率はより高い。

検査方法
・分離、同定による病原体の検出
PCR法又はLAMP法による病原体の遺伝子の検出
ELISA法又は蛍光抗体法によるIgM抗体若しくはIgG抗体の検出、又は中和試験
による抗体の検出。
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