クリニックからのお知らせ

■★性器クラミジア感染症★
Chlamydia trachomatis による性感染症である。男性では、尿道から
感染して急性尿道炎を起こすが、症状は淋菌感染症よりも軽い。さらに、
前立腺炎、精巣上体炎を起こすこともある。女性では、まず子宮頚管炎を
起こし、その後、感染が子宮内膜、卵管へと波及し子宮内膜炎、卵管炎、
骨盤内炎症性疾患、肝周囲炎を起こす(しかし男女とも症状が軽く自覚の
ないことも多い)。また、子宮外妊娠、不妊、流早産の誘引ともなる。
妊婦が感染している場合には、主として産道感染により、新生児に封入
体結膜炎を生じさせることがある。また、1〜2か月の潜伏期を経て、
新生児、乳児の肺炎を引き起こすことがある。淋菌との混合感染も多く、
淋菌感染症の治療後も尿道炎が続く場合には、クラミジア感染症が疑われる。
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