クリニックからのお知らせ

■★麻しん★
麻しんウイルスによる急性発疹性疾患である。潜伏期間は通常1〜2週間であり、
症状はカタル期(2〜4日)には38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、
眼脂、羞明などであり、熱が下降した頃に頬粘膜にコプリック班が出現する。
発疹期(3〜4日)には一度下降した発熱が再び高熱となり(39〜40度)、
特有の発疹(小鮮紅色班が暗紅色丘疹、それらが融合し網目状になる)が出現する。
発疹は耳後部、頚部、顔、体幹、上肢、下肢の順に広がる。回復期(7〜9日)には
解熱し、発疹は消退し、色素沈着を残す。肺炎、中耳炎、クループ、脳炎を合併する場合がある。
麻しんウイルスに感染後、数年から十数年以上経過してSSPE(亜急性硬化性全脳炎)を
発症する場合がある。

・臨床症状
全身の発疹
発熱
咳嗽、鼻汁、結膜充血などのカタル症状
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