クリニックからのお知らせ

■★高病原性鳥インフルエンザ★
トリに対して高病原性を示すA/H5、A/H7型インフルエンザウイルスのヒトへの感染である。
鳥インフルエンザウイルスに感染した家禽あるいは野生鳥などからヒトヘウイルスが
感染することがごくまれに起こる。H5、H7、H9の亜型ウイルスのヒトへの感染が報告されて
おり、1997年の香港でのA/H5N1、2003年オランダでのA/H7N7による事例では、ヒトからヒト
への感染伝播も起こったと報告されている。鳥インフルエンザウイルスのH5、H7亜型の感染例
では、潜伏期間は通常のインフルエンザと同じく1〜3日と考えられており、症状は突然の
高熱、咳などの呼吸器症状の他、下痢、重篤な肺炎、多臓器不全などの全身症状を引き起こす
重症例もある。A/H7N7ウイルスの感染では結膜炎を起こした例が多い。香港、タイ、ベトナムを
中心としたアジアでのA/H5N1ウイルスによる事例では、重症肺炎などによる死亡が報告された。
低病原性鳥インフルエンザウイルス感染については、通常のインフルエンザ様症状を呈したと
報告もあるが、その臨床像は明らかになっていない。

・検査方法
分離・同定による病原体の検出
検体から直接のPCR法による病原体の遺伝子の検出
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