クリニックからのお知らせ

■★エボラ出血熱★
エボラウイルス(フィロウイルス科)による熱性疾患である。潜伏期間は
2〜21日(平均約1週間)で、発症は突発的である。症状は発熱(ほぼ必発)、
疼痛(頭痛、筋肉痛、胸痛、腹痛など)、無力症が多い。2〜3日で急激に悪化し、
死亡例では約1週間程度で死に至ることが多い。出血は報告にもよるが、主症状では
ないことも多い(2000年ウガンダの例では約20%)ザイール型では致死率は
約90%、スーダン型では致死率は約50%である。ヒトからヒトへの感染は血液、
体液、排泄物との直接接触により、空気感染は否定的である。

・検査方法
分離・同定による病原体への検出
ELISA法による病原体の抗原の検出
PCR法による病原体の遺伝子の検出
蛍光抗体法又はELISA法によるIgM抗体若しくはIgG抗体の検出
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