クリニックからのお知らせ

■★伝染性紅斑★
B19ウイルスの感染による紅班を主症状とする発疹性疾患である。幼少児(2〜12歳)に
多いが、乳児、成人が罹患することもある。潜伏期は4〜15日。顔面、特に頬部に境界明瞭な
平手で頬を打ったような紅班が突然出現する。つづいて四肢に対側性にレース様の紅班が出現する。
消退後さらに日光照射、外傷などによって再度出現することがある。発疹の他に発熱、関節痛、
咽頭痛、鼻症状、胃腸症状、粘膜疹、リンパ節腫張、関節炎を合併することがある。予後は通常、
良好である。但し、溶血性貧血の患者では、汎血球減少を起こすことがある。妊婦の場合には、
胎児水腫又は流産を起こすことがある。

・臨床症状
ア 左右の頬部の紅班の出現
イ 四肢のレース様の紅班の出現
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