クリニックからのお知らせ

■★オウム病★
オウム病クラミジアChlamydophila(Chlamydi)を病原体とする呼吸器疾患である。
主にオウムなどの愛玩用のトリから人に感染し、肺炎などの気道感染症を起こす。
1〜2週間の潜伏期の後に、突然の発熱で発病する。初期症状として悪寒を伴う高熱、
頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などがみられる。呼吸器症状として咳、
粘液性痰などがみられる。軽い場合はかぜ程度の症状であるが、高齢者などでは
重病になりやすい。胸部レントゲンで広範な肺病変はあるが、理学的所見は比較的
軽度である。重症になると呼吸器困難、意識障害、DICなどがみられる。発症前に
トリとの接触があったかどうかが診断のための参考になる。

・検査方法
分離・同定による病原体の検出 (咽頭拭い液、喀痰、血液)
PCR法による病原体の遺伝子の検出
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