クリニックからのお知らせ

■★薬物療法と行動療法で改善する過活動膀胱★
年齢とともに増える尿のトラブルを老化のせいだからとあきらめてしまう
人もいますが、過活動膀胱は治療をすれば改善していく病気です。医療機関を
受診すると、まず、問診や質問票を使って症状を確かめ、感染症やがんなど、
そのほかの病気の可能性がないかを検査します。頻尿や尿意切迫感が過活動膀胱に
よるものであると診断されると、主に薬物療法と行動療法を併用して治療していき
ます。行動療法は、カフェインやアルコールなど利尿作用を高める飲み物や水分の
過剰摂取を制限し、特に寝る前は水分摂取を控えるなど生活習慣を見直します。
また、適度な運動により体幹を支える全体的な筋肉を保つことも役立ちます。
肥満がある人は減量して、適正な体重を維持しましょう。高齢者へは、定期的に
トイレを促したり、利尿作用の高い飲食物をとらないようにしたりする家族のサポート
も重要になります。そのほか、女性では骨盤底筋を鍛える体操も尿のトラブルには
有効です。骨盤底筋を意識して、肛門と膣を締めたりゆるめたりを繰り返す運動を
毎日続けていくことがポイントです。
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