クリニックからのお知らせ

■★つつが虫病★
つつが虫病リケッチア(Orientntia tsutsugamushi)による感染症である。
つつが虫病リケッチアを保有するツツガムシに刺されて5〜14日の潜伏期の後に
全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱などを伴って発症する。体温は
段階的に上昇し数日で40℃にも達する。刺し口は皮膚の柔らかい隠れた部分に多い。
刺し口の所属リンパ節は発熱する前項から、次第に腫張する。第3〜4病日より
不定型の発疹が出現するが、発疹は顔面、体幹に多く四肢には少ない。
テトラサイクリン系の有効な抗菌薬による治療が適切に行われると劇的に症状の改善
がみられる。重症になると肺炎や脳炎症状を来す。北海道、沖縄など一部の地域を
除いて全国で発生がみられる。発生時期は春〜初夏及び晩秋から冬であるが、媒介
ツツガムシの生息地域によって異なる。

分離・同定による病原体の検出 (血液)
PCR法による病原体の遺伝子の検出 (血液)
間接蛍光抗体法又は間接免疫ペルオキシダーゼ法による抗体の検出 (血清)
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