クリニックからのお知らせ

■★くすりの効き方★
くすりが効く仕組みはいくつかありますが、多くのくすりは血液とともに
患部まで運ばれ、病気と関連する細胞や生体物質に働きかけて、病気の進行を
止めたり、症状を緩和したりします。飲み薬の場合、食べ物と同じように、
くすりは食道から胃を経由し、やがて小腸に届き、吸収されます。吸収された
くすりは、小腸を取り囲む血管に入り、肝臓を通り、血流にのって体内を循環
しながら、15〜30分ほどで患部に届きます。患部までたどり着いたくすりの
多くは、細胞の表面にあるたんぱく質である「受容体(レセプター)」と
結合して細胞の反応を引き起こし、それが効き目となって現れます。ただし、
病気はくすりをのみさえすればすぐ治るものばかりではありません。くすりは、
病気を治す手助けをするものです。人間には病気やけがを自分で治そうとする力、
自然治癒力がもともと備わっています。くすりばかりに頼りすぎて、健康の3原則
(運動、食事、睡眠)を守らないと、くすりの効き目をきちんと得ることはでき
ません。
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