クリニックからのお知らせ

■★内視鏡的切除術★
大腸における内視鏡的切除には、ホットバイオプシー、ポリペクトミー、
内視鏡的粘膜切除術(EMR)および分割EMR(EPMR)、内視鏡的粘膜下層
剥離術(ESD)などの手法が存在するが、ESDを除く手技が存在するが、ESD
を除く手技が標準であり、かつ一般的に行われている。しかしすべての内視鏡医が
標準的レベルで行えているわけではなく、穿孔等の偶発症も臨床現場では未だに起こって
いるのが現状である。腫瘍性病変(腺腫、早期大腸癌、カルチノイド)あるいは腫瘍を
疑う病変は、基本的に治療の対象となりうる。一般的に隆起型や表面隆起型は、5mm
以下では早急な治療を必要とせず、一方、表面的陥凹型は癌の可能性が高いので、5mm
以下でも治療の対象とする。ただし、拡大内視鏡によるpit pattern やNBIによる所見
(surface pattern、vascular pattern)を参考として、悪性を示唆する病変に対しては
腫瘍経にかかわらず治療対象とすべきである。内視鏡診断等にてSM深部浸潤癌と予想される
場合は、転移の可能性があるので、リンパ節郭清を含めた外科手術が原則である。非腫瘍性
ポリープは原則的に治療不要であるが、?出血・腸重積などの症状をきたしている、また
そのおそれがある、?癌化している、またはそのおそれがある、?sessile serrated adenoma/polyp
(SSA/P)の可能性がある、などの場合は治療の対象になりうる。
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