クリニックからのお知らせ

■手足のしびれを伴う首の痛み要注意
首の痛みに悩まされる人は多い。寝違いのようにしばらく安静にすると治る場合もあるが、
慢性的なときもある。手や足のしびれを伴うような場合には
重要な神経が圧迫されている可能性があり注意が必要だ。
痛みの原因は多彩で安易にマッサージなどを受けない方がいい場合もある。
首の痛みにかかわる病気はさまざま。診断する医師は数十種類もの病気を考えるという。
骨折やねんざなど骨や筋肉などの外傷による以外にも多くの原因がある。
もっとも多いのは筋肉の疲労や緊張で、湿布などで治り特別な療法はいらない。
注意したいのは腕などにしびれやまひを伴うとき。
骨や軟骨、靭帯が脊髄や脊髄から枝分かれした神経の束
「神経根」を圧迫することで症状がでる。骨が神経を圧迫して起こる代表的な病気が頸椎症。
40歳以上になると骨にとげのような部位ができ、
それが脊髄や神経根を圧迫する。軟骨が神経を圧迫するのは頸椎椎間板ヘルニア。
衝撃や加齢で骨の間にある軟骨が飛び出して脊髄や神経根を圧迫する。
遺伝病などで靭帯が太くなり神経を圧迫する病気もある。
脊髄を圧迫する場合を特に注意しなければならない
軟骨や骨などによって脊髄が圧迫されると、首の痛みだけでなく
背中に電撃のような痛みが走る。腕にまひがでて、ボタンをかけることや、
字を書くことなどが難しくなる。歩行障害や排尿障害などの症状もある。
脊髄は中枢神経で、傷つくと治りにくい。日本人は脊髄の通る脊柱管が狭く、
脊髄を圧迫して傷めやすいといわれる。時間とともに悪化する場合が多く、
医師にもよるが、歩行障害が出るほど悪くなると手術することになる。
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