クリニックからのお知らせ

■手足のしびれを伴う首の痛み要注意?
脊髄の障害の有無を確認する方法として有名なのが「10秒テスト」。
障害があると手を動かしにくくなるため、10秒間に手を開いたり閉じたりすることを繰り返す。
20回以上できれば問題ないが、できない場合は疑いがあるので受診しよう。
ただ、70歳以上になると健康でもできない場合があるという。
骨や軟骨などで神経根を傷めた場合は首だけでなく、腕にしびれなどが起こり、
肩が上がらなくなることもある。薬で痛みを軽減する保存療法や患部を温める温熱療法などをして
経過を観察する場合が多い。
痛みは内臓の病気が原因で起こる場合もある。心筋梗塞、肺やすい臓などの疾患によっても起こる。
軽い運動をしたときや首を動かしていないときに痛む場合や、徐々に悪化している場合は
注意が必要だ。首の痛みでよく耳にするのは寝違い。
寝違いのメカニズムは医学的にはまだきちんと分かっていない。
頸椎椎間板ヘルニアにならない程度に痛んだ椎間板によって起こるともいわれる。
時間がたつと回復する場合も多いが、何度も繰り返すとヘルニアになる可能性
を指摘する医師もいる。

*猫姿勢は避けて

予防のために日頃から気をつけるのはまず姿勢。
猫背にならないように、背筋を伸ばしてあごを軽く引く。
頭の上から引っ張られているような姿勢がいいさらに筋肉をリラックスする軽い体操。
首と肩の筋肉は連動している。両肩を持ち上げて脱力することを繰り返す運動や
肩を回す運動などが効果的。さらに首を左右に傾けて筋肉を伸ばすストレッチなどをする。
首の筋肉を鍛えることも効果があるといわれる。
一般的な体操は自分の手を顔の横にあてて顔と手で数秒間押し合う。
ただ、首に痛みがある場合や神経症状がある場合はひかえて医師に確認する。
痛みを和らげるためのマッサージも注意しよう。
受けた後にリバウンドで痛みが増す人や、まひやしびれなどの
症状がある人は医師に確かめる。首の症状はさまざまな病気で起こる。
気になるときは日ごろの痛み方を把握して専門医を考えてほしい。
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