クリニックからのお知らせ

■★くすりのタイプ★
病気の症状によって、くすりに対するニーズが異なります。そこで治療方法の
選択肢を広げるために、さまざまなケースに対応できるよう、いろいろなタイプの
くすりがつくられているのです。

(1)のみ薬
カプセル剤、顆粒剤は、飲みやすく、携帯に便利で、保存もしやすいという
ことから、よく使われています。

(2)注射剤
注射剤には即効性があります。のみ薬よりずっと速く効果を発揮します。

(3)坐剤
坐剤は、肛門から入れて使うくすりです。くすりの成分が直腸から吸収されるので、
のみ薬と違って胃酸などの影響を受けにくく、効果が速く発揮されます。

(4)貼り薬・塗り薬
くすりの成分を皮膚から吸収させます。湿布薬や軟膏のように打ち身・捻挫や
皮膚疾患の治療に使われているものに多くみられます。

(5)吸入剤
喘息などの呼吸器の病気や、インフルエンザなど、呼吸器系で増殖する病原体の治療薬
に使われます。内服よりも少量で早く効き目を発現する特徴があります。

(6)点眼剤
点眼剤は、目に直接投与します。

さらに、求められるニーズに応えるため、新たに形を
変えて開発されるケースもあります。代表的なものとして、狭心症の発作に使う
ニトログリセリンがあります。このようにくすりの形やタイプには、それぞれの
目的と意味があるのです。

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