クリニックからのお知らせ

■熱中症
予防と対策は?
発汗による脱水症状で体温調節が落ちることで起きる熱中症を
未然に防ぐには、また、熱中症になった場合は、どうすればよいのか。

*夜中も室温管理を

集合住宅などでは昼間にコンクリートに蓄えられた熱が
夜に放出されるので就寝後もエアコンで室温を管理したほうがよいと思われます

*のどが渇く前に補水

熱中症予防のため、環境省は日常の注意点として
暑さからの退避 吸汗、速乾素材など服装の工夫 こまめな水分補給 
急に暑くなる日への警戒 体力づくりなどを掲げる。
夏の早い時期から散歩などで体力を蓄えながら、汗をかきやすい体質にするなど
暑さに慣れることも大事です

水分補給する場合、発汗で血液中のナトリウム濃度が低くなる低ナトリウム血症になるので、
水一リットルに1〜2?の食塩を加えて摂取することが有利。
ナトリウムイオンなどが含まれた体に吸収されやすい経口捕水液は、
スポーツドリンクより糖分が少なくナトリウム分が高いので効果的だ。
アルコールやカフェイン入りの飲料は利尿作用で水分を体外に出してしまうので避ける
一方、高齢者は体内の水分量が少なく、水分摂取の不足などで逆に高ナトリウム血症を起こしやすい。
のどが渇かなくても水分の摂取が重要という。エアコンもポイント。
環境省は設定温度を28度を超えないようにとしている。
扇風機とエアコンを併用して空気を循環させれば涼しく感じる。
1度高めの設定で約10%の省エネになる

*頭痛吐き気119番

夏の暑さによる体調不良は常に熱中症を疑った方がよい
重症度に応じて3分類される熱中症の処置方法を紹介している
目まいや立ちくらみ、筋肉の硬直など重症度1の場合、
まず塩分を含んだ水を飲む。同時に涼しい所へ移動し安静にしながら、
衣服を緩めて風に当たったり、氷を頭やわきの下に置いて体を冷やす。
高齢者は、塩分入りの水より冷えた水を飲んだ方がよい。
誰かに見守ってもらい、悪化したらすぐ救急車を
頭痛や吐き気、だるさなど重症度2や、意識障害やけいれん、
手足の運動障害など重症度3なら、こうした処置のうえ救急搬送をを要請する。
早期発見と早期治療で重症化も防げるので、気をつけてほしい。
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