クリニックからのお知らせ

■★認知症でみられる食行動障害★
食事は人間の生命活動に欠かせないものであり、認知症の人の介護においても食事の
介助は入浴や排泄の介助と同様に大きな割合を占めます。認知症でみられる食行動障害
には食欲(低下、亢進)や食習慣の変化、嚥下障害、異食などがあり、これらの食行動
障害は介護負担に直結する重大な問題となります。最近、アルツハイマー型認知症の
約8割で何らかの食行動障害がみられ、特に食欲の変化は軽症から高頻度(約3割)で
認められたという報告がなされました。年をとれば食べる楽しみは大変重要なことと思います。
食欲は健康のバロメーターです。とくに、認知症の人では、体調が悪くてもそれを適切に
表現することが苦手になるので、食欲から体調を推測することがとても重要です。

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