クリニックからのお知らせ

■★熱中症の予防★
熱中症の予防では、まず、住まいや服装を整えることが大切です。
屋内は高温多湿にならないよう、エアコンをつかって温度と湿度を
コントロールします。湿度60%なら25〜26℃を目安にすると
よいでしょう。夜ぐっすり眠ることが翌日の熱中症を防ぐ対策にも
なります。服装は、衣服の中や体の表面に風を通して熱や汗をできるだけ
速く放出することを考えて選びます。通気性のよい綿や麻の衣服の下に、
吸湿性や速乾性に優れたインナーを着ると良いでしょう。屋外では、日差しを
遮ることが重要なので、屋内より肌の露出を少なくします。襟付きのシャツを
着る、ストールを巻く、つばの広い帽子をかぶるなどして、首を守ってください。
水分補給については、日常の水分補給に用いる飲み物は水かお茶でかまいません。
社会人はのどが渇きそうになったとき、高齢者は時間を決めてこまめに少量ずつが
鉄則です。熱中症が疑われる人を見かけたら、まず、エアコンがきいている室内や
風通しのよい日陰など涼しい場所に移します。屋外で風がなければうちわなどで
あおぎましょう。そこで、仰向けに寝かせて足を少し高くします。次に、衣服を
ゆるめて体を冷やします。首の両側や脇の下、足の付け根など太い血管が走って
いる部位を冷やすと効果的です。その後、水分を補給します。経口補水液が最適ですが、
なければスポーツ飲料、それもなければ水でかまいません。自力で水が飲めない、
話しかけても答えないなどの場合は、すぐに救急車を呼ぶか、車で搬送します。
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