クリニックからのお知らせ

■★亜鉛欠乏症★
亜鉛不足による体の不調として、比較的知られているのが、味覚障害です。
亜鉛が不足すると、味を感じにくい変な味がする、金属を口に含んだような
味がして食べ物がおいしくないといった症状が出ます。また、皮膚や毛髪の
たんぱく質の合成にも亜鉛が関わっており、不足すると、湿疹、皮膚炎、
口内炎、抜け毛が起こりやすくなります。放って置くと亜鉛不足によって、
髪の毛がまったくなくなってしまう人もいます。さらに、褥瘡ができやすく、
治りにくい症状になるので特に注意が必要です。それから、貧血、骨粗鬆症、
食欲不振、風邪などの感染症にかかりやすい、傷が治りにくいという症状も、
亜鉛不足によって起こることが少なくありません。男性の場合は、男性ホルモンの
テストロンの合成に亜鉛が関わっており、亜鉛が不足すると勃起不全や性腺の
発達障害を生じやすくなります。精液中の亜鉛不足が原因で不妊症になっている
人もいます。一方、子どもの場合には、亜鉛が不足すると、身長が伸びない、
体重が増えないといった成長障害につながる恐れがあります。
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