クリニックからのお知らせ

■★脂肪肝から深刻な肝臓病になることも★
メタボ、肥満、糖尿病、脂質異常症と診断されたことのある人には、一度、脂肪肝か
どうか、腹部超音波検査などの画像検査で調べてみることをおすすめします。
脂肪肝になっていても、自覚症状はまったくありません。血液検査のGPT・GOT・r−GTP
といった肝臓の数値も正常である場合が少なくないので、画像検査を受けることが
重要です。過剰な飲酒は肝臓にダメージを与えることはよくしられていますが、男性では
純アルコールで1日30g以上、女性では1日20g以上の飲酒を続けるとアルコール性肝障害を
発症する恐れがあります。飲酒量が少ないのに、脂肪肝になっている状態を、専門的には、非アルコール
性脂肪性肝疾患(NAFLD)、そこから肝炎になった状態を非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
と呼びます。脂肪肝のままの状態が続く人もいるのですが、5〜15年の間に、NASHの人のうち
5〜20%が肝硬変、そのうち15%くらいが肝臓がんに進行します。
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