クリニックからのお知らせ

■★前立腺の病気★
前立腺の病気として有名なのは前立腺がんと前立腺肥大症ですが、慢性前立腺炎
もよくみられる病気です。前立腺がんが生命に関わる悪性疾患に対して、前立腺
肥大症と慢性前立腺炎は、放置しても生命を脅かすことのない良性の疾患です。
前立腺肥大症と慢性前立腺炎は良性の疾患という点で共通していますが、
発症しやすい年代や主な症状は異なっています。前立腺肥大症は加齢とともに
増加するので高齢になるほど多くなりますが、慢性前立腺炎は30〜40歳代に
よくみられます。また、代表的な症状は、前立腺肥大症が排尿障害、一方の慢性
前立腺炎は陰部、特に会陰部や睾丸の違和感や痛みです。これらの症状はQOLを
低下させるものの、大丈夫だろうと自己判断して我慢している人もいるかも
しれません。しかし、良性の疾患によるものかどうかは、素人には判断ができません
から、我慢しないで泌尿器科を受診することをおすすめします。前立腺肥大症が多い
高齢者は前立腺がんの発症が、慢性前立腺炎が多い30〜40歳代は精巣がんの発症が多い
年代でもあります。受診ががんの早期発見に結びつくかもしれません。

Topページに戻る