クリニックからのお知らせ

■★潰瘍性大腸炎とは?★

大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍ができる慢性の疾患です。特徴的な症状は、
出血を伴う下痢と腹痛です。患者の多くは薬物投与など、内科的な治療で症状は
治まります(緩解)が、再び症状が発現(再燃)し、緩解と再燃を繰り返します。
30歳以下の成人に多い疾患ですが、小児や高齢者でもみられます。厚生労働省の
特定疾患に指定されており、現在7万7000人以上の患者がいると報告されています。
原因は原因は明らかになっていません。
主な症状は、出血を伴う便や下痢、そして痙攣性の腹痛です。症状が重くなると、
発熱や体重減少、貧血などの全身症状が現れてきます。また、腸管以外の合併症として
口内炎や眼の障害、皮膚病変、関節の痛み、黄疸などが起きることもあります。
検査は注腸造影や内視鏡検査を行い、炎症や潰瘍の状態や範囲などを確認します。
大腸の一部を採取する(生検)、病理組織検査も行います。
治療は原則的には薬による内科的治療を行いますが、重症の場合や薬が効かない場合は
外科的治療を行います。

Topページに戻る