クリニックからのお知らせ

■水虫
水虫は、4人に1人という国民病。水虫は、白癬菌というカビが引き起こす皮膚の感染症です。
白癬菌は20種類ほどあり、皮膚や爪、髪の毛などを造るケラチンというたんぱく質が大好きで
目にみえない傷から入り込みます。蒸れたり、汗をかいたりと「高温多湿」の条件がそろうと発症します。
症状は足の裏が最も多いですが、爪や手、頭や顔にもできます。足だと、プツッっとした小さな水泡
ができるのが初期症状。少し症状が進むと、指の間がふやけて皮がむけたり、
足の裏がゴワゴワになって、ひびわれたりします。爪だと変形し、茶褐色に。ほかの部位では、
赤い円形の湿疹ができるものが多いそうです。
最も多い感染源が家庭内でバスマットやスリッパ、畳、じゅうたん、寝具などが危険地帯です。
靴下を脱いで、それだけで白癬菌が舞い上がることもあります。
だからといって、手をつないだり、足の裏をつけたくらいではうつりません。
たとえ菌が付いても、水やせっけんで洗い流せば落ます。
白癬菌の潜伏期間はなんと5〜10年。感染しても、1,2日で発症することはまずないのだとか。
一方白癬菌はアカが干からびるまで半年から1年も生きているそうです。
予防には、毎日入浴し、足を念入りに洗い乾かしましょう。洗濯や掃除も大事です。
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