クリニックからのお知らせ

■★胆石症★
胆石とは、胆道にできる石のような固形物です。砂状や泥状のものも胆石と
呼びます。胆石はその成分により、コレステロール胆石、黒色石、ビリルビン石、
その他の石に分けられます。日本では最近増加しており、女性にやや多い病気です。
高脂血症や糖尿病、回腸末端の手術が原因になります。コレステロール胆石や黒色石は、
食事内容の欧米化による動物性タンパクや脂肪の摂取が増えたことによるものが一因と
考えられています。また、不規則な食事も胆嚢内に胆汁がたまったままの状態になり、
コレステロール胆石ができやすくなると言われています。症状は、みぞおちあたりが重く感じる
という程度から、我慢できないほどの腹痛まで、痛みの程度は人それぞれです。
主にみぞおちやその右側が痛むことが多く、吐き気や嘔吐、発熱が起こる場合もあります。
検査は超音波検査、胆嚢造影・内視鏡的膵胆管造影(ERCP)、MRCP。
治療は、薬物療法、体外衝撃波胆石破壊治療(ESWL)、腹腔鏡下胆嚢摘出術などがあります。。
日常生活の注意として、胆石は、食べ過ぎや脂肪のとり過ぎから起こりがちです。
高カロリー、高タンパク、高脂肪の食事は、コレステロール胆石の元になります。
食べすぎを抑え、食物繊維をたくさんとるように心掛けましょう。アルコールも制限したほうが
いいでしょう。
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