クリニックからのお知らせ

■★大腸憩室症★
・大腸憩室とは大腸壁の一部が嚢状に突出したものである。
・大腸憩室症は、発生部位により、右側結腸の発生する右側方、
左側結腸に発生する左側型、および両側型にわけられ、個数によって
単発、多発に分けられる。頻度は加齢とともに上昇し、60歳代で20%を
超える。個数も加齢によって増加する傾向がある。
・従来、日本では右側型が多く、欧米では左側型が多いとされてきたが、
最近では日本でも左側型、特に高齢者では両側方が増加している。
・ほとんどは後天性で、腸管内圧の上昇により、栄養血管が腸管筋層を
貫く部位に一致して粘膜が脱出・陥入するために起こる。
・通常、無症候性であり、偶然発見することが多い。
・検査は通常、下部消化管内視鏡検査、注腸バリウム検査により偶然発見される
無症状群がほとんどである。憩室炎の診断には憩室開口部の炎症を確認する
ために内視鏡検査、腹部CT検査が有効である。
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